弊社は製袋加工を行う工場となります。技能実習生の受け入れを始めて8年となります。弊社が現在まで受け入れた実習生は15名を超えすべてベトナム人となっています。
受入当初は弊社も外国人を受け入れた経験がなく大変な思いをした覚えがあります。
一つは言葉の壁です。いくら日本語を勉強してから入国してくるといってもやはり最初は通用していません。読めない、書けない、話せないです。会社として粘り強く対応していかないとこの壁はなかなか突破できないです。
また基本的な常識や感覚の違いもあります。これは良い悪いという話ではないですが、国と教育の違いは大きいです。日本人の従業員と同じ感覚で指示を出すと思いもよらないことをしている時があります。商品の上下左右がさかさまであったり、美観的に(日本人の)常識的には不可なものも可にしてしまったりなどです。
こうして書くと非常に受け入れに関してネガティブになってしまいそうですが、彼らはまじめで仕事に前向きで覚えも良いです。同じ年代の日本人とどちらかを選べと言われると間違いなく実習生の子を選ぶほどです。弊社の業界でもやはり実習生の評判は高く、彼らのおかげで弊社は安定した現場運営が出来ているといっても過言ではありません。
同年代の日本人と比較して、実習生たちに入社初期から公私ともに徹底して向き合っていけば、2年、3年と進むうちに、会社にとって欠かせない人材に育つと感じています。現在では技能実習制度単体では5年が最長となりますが、そのことが本当に惜しい気持ちでいっぱいになります。
制度が変われば実態も変わるかもしれませんが、現在目の前で実習生をどうしようかと考えられている人がいらっしゃるのならば、一度試してみることをおすすめしたいと思います。